大分県佐伯市の副市長ポストに元市職員の2人を起用する人事案をめぐり、2日開かれた市議会の会議で疑問の声や否定的な意見が相次ぎ紛糾しました。

佐伯市議会では冨高市長の就任後初となる臨時会が9日に開かれるのを前に、本会議の提出議案について説明を受ける勉強会が開かれました。

臨時会では副市長ポストに元市職員の柴田真佑さんと野々下留美さんの起用に関する議案が提出されます。

勉強会では「冨高市長自身の選挙戦を支援した2人を選ぶのは適切か」、「県や国とのパイプがある人を検討しなかったのか」といった意見が相次ぎ紛糾しました。

(佐伯市議会・三浦渉議員)「選挙功労人事というものをどのように考えておるのか、議会として市民に申し訳ない」

(佐伯市・冨高国子市長)「選挙がどうだったからとは思っていない。市民がこの2人でよかったと思ってもらえる人で考えた。今の佐伯に即戦力になる」

副市長の人事案は9日の臨時会に提出され、記名投票による採決が即日行われる予定です。