「給料が求人票と違う」代行会社の代表も納得“新卒者の退職理由”
退職代行モームリ 代表取締役 谷本慎二さん
「(実際の依頼の中には)給料が求人票と違う金額を提示されたというのがあります」
そう話すのは、「退職代行モームリ」の代表取締役・谷本慎二さん。

「退職代行モームリ」へ依頼にくる、新卒者が退職をする理由では、ハラスメント系を含めた「人間関係」が2位。それを上回るのは「入社前後でのギャップ」。勤務実態や職場環境が、入社前のイメージや契約内容と異なるというもの。
前述した退職代行の利用経験者・上原さんも「入社前後のギャップ」をきっかけに、会社への不信感を抱いていた。
退職代行モームリ 代表取締役 谷本慎二さん
「(実際にあった退職理由に)雇用形態が違うというのがありました。正社員として入社したら、半年間の契約社員だった、別の違う会社に派遣された、などです。
このような契約の相違をされていたら、嘘をつかれたのと同じことですので『それは確かに退職するだろうな』と思いますね」

退職代行への依頼者数は基本的に、長期休暇明けに増えるとのこと。中でも、GW明けは一番多くなる傾向にあると、谷本さんは話す。
その背景にあるのは「新卒者」の存在。通常の依頼者だけでなく、4月からは新卒者がプラスされることで、依頼者数が増加するという。