栃木県内の東北自動車道で逆走した車が正面衝突するなどして3人が死亡した事故を受け、2日に宮城県内の東北道のサービスエリアで警察がドライバーにチラシを配り逆走の防止を呼びかけました。

東北道の長者原サービスエリアで行われたキャンペーンには、宮城県警やネクスコ東日本などから8人が参加し、サービスエリアの利用者にチラシを配って逆走への注意を呼びかけました。

東北道では、4月26日、栃木県内で逆走した車が、別の乗用車と正面衝突するなどしてあわせて3人が死亡する事故がありました。この事故を受け、高速道路の利用者が増えるゴールデンウイークに合わせてキャンペーンが行われました。

宮城県警高速道路交通警察隊 佐藤直也隊長補佐:
「交通規制の標識を確認し、間違いのないように運転してほしい」

警察によりますと、2025年県内の高速道路と自動車専用道路では、逆走車の通報が3件ありました。

警察は、逆走車を発見したらすぐに110番通報し、もし逆走してしまってもあわてずハザードランプをつけて安全な場所に停車するよう呼びかけています。

県内には、栃木県で逆走した車が進入したとみられるインターチェンジと同じ構造が、今泉インターチェンジや鳥の海パーキングエリアなどにあり、逆走を防ぐため矢印板が設置されているということです。

こちらは、栃木県内の東北道を逆走した車が進入したとみられるインターチェンジのイメージです。平面Y字と呼ばれる構造です。本線に入ろうとする車は本来、こちらに入りますが、本線からおりる車が通る車線にも入ることができてしまうので、誤って本線に入ってしまうと逆走になります。宮城県内にはネクスコ東日本管内に2か所あるということです。