1日、宮城県金華山沖で漁船が転覆し、6人が救助された事故で、船員が「操業中に転覆した」などと話していることが新たに分かりました。この船は、6年前にも操業中に転覆していて、宮城海上保安部が関連を詳しく調べています。

この事故は、1日午後1時頃、金華山の南東沖15キロの海上で底引き網漁船「第二山神丸」が転覆したものです。

船には日本人1人とインドネシア人5人のあわせて6人が乗っていましたが、約1時間後に全員救助され、けがをした人はいませんでした。救出された6人はいずれも救命胴衣を着用していたということです。

その後の宮城海上保安部への取材で、船員が「操業中に転覆した」などと話していることが新たに分かりました。第二山神丸は、6年前にも魚が入った網を甲板に揚げた際に船が横倒しになり転覆する事故を起こしていて、インドネシア人の男性乗組員が死亡しています。

宮城海上保安部は、今後、船を引き揚げ、今回、転覆した原因や6年前の事故との関連などを調べることにしています。