宮城県石巻市の大谷地(おおやち)小学校で行なわれた訓練は、震度7の大地震で近くの川の堤防が壊れる恐れがあるという想定です。
全校児童106人は机の下に身を隠した後、ヘルメットをかぶり校庭に避難しました。

教諭
「北上川の堤防が危ないということで、大量の水が学校に来るかもしれません」
2階建ての校舎には、屋上がないため、1キロ余り離れた高台を目指し移動を始めました。
大谷地小の近くには2つの大きな川があり、市の洪水ハザードマップでは、地震や豪雨などの影響で川が氾濫すると、最大で5mの浸水が想定されています。
訓練では、高台に30分ほどで到着しました。

児童
「地震に遭った時に他の人も守れるようにと、自分も守れるようにすることを気を付けている」
「歩く場所(側溝の蓋)が開いているので、落ちて命を奪われることもあるのでそこを意識して山を登った」
避難先では、学区内の行政区長と顔合わせをし、地域全体で災害への備えを確認しました。