仕出し弁当会社「ユニオン・ランチ」が事業を停止し、2025年4月25日までに富山地方裁判所に自己破産を申請したことが帝国データバンクの調べでわかりました。負債総額は約5億7900万円に上るとみられます。

帝国データバンクによりますと株式会社ユニオン・ランチは、1980年7月に設立された資本金4800万円の企業です。

ユニオンランチ(富山市向新庄町)

富山県内を営業エリアとし、主に仕出し弁当の製造・販売と社内食堂の受託運営を展開していました。

事業所向けの弁当は平均単価400円台前半、幼稚園向けは平均単価200円台後半、一般家庭向けは平均単価500円台後半で提供していました。

また、大規模事業所向けの社内食堂運営では平均単価400円台後半のサービスを提供していました。

廉価な価格設定と幅広い顧客層への配達サービスにより事業を拡大し、2016年8月期には年間売上高約7億9400万円を達成、営業利益を計上するまでに成長していました。