原材料費の高騰、販売価格に転嫁できず…
ところが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で2020年2月頃から得意先事業所の稼働が低迷、主力の仕出し弁当販売数量が大幅に減少しました。
売上高は2020年8月期に約7億4100万円(前年比約6.7%減)、2022年8月期には約7億2900万円(2016年8月期比約8.2%減)と減少傾向にありました。
さらに、ほぼ全ての食材価格が上昇する原材料費の高騰に見舞われ、原価上昇分を販売価格に転嫁することができませんでした。
その結果、2020年8月期以降は営業損失を計上し、債務超過に陥り、2025年4月25日までに富山地方裁判所に自己破産を申請しました。
負債総額は約5億7900万円で、そのうち金融債務が約3億9000万円(全体の約67.4%)を占めています。
