今年1月に埼玉県で発生した道路陥没事故を受け国や大分県など34機関が連携し、同様の事故を未然に防ぐための連絡会議が発足しました。

今年1月、埼玉県八潮市で下水道管の破損が原因と見られる大規模な道路陥没事故が発生し、転落したトラックの運転手1人が、現在も安否不明となっています。

この事故を受け、国や県に加え上下水道を管理する市町村、ガス管など道路下にあるインフラ施設を管理する民間の合わせて34機関が連携する連絡会議が発足しました。

30日開かれた1回目の会議では道路の老朽化に関するこれまでの取り組みや、全国における道路陥没の発生件数などを確認したほか、今後の連携について意見を交わしました。

(国交省大分河川国道事務所・濱功一総括保全対策官)「占用事業者の皆さんと連携協力することによって道路管理者としても安全に利用していただけるようにしたい」

連絡会議ではこれまでそれぞれの管理者が行っていた点検や異常があった際の対応について情報を共有し、危険箇所の早期発見につなげたいとしています。