中国電力は昨年度の連結決算を発表し、3年ぶりの減収減益となりました。
中国電力・中川賢剛 社長
「2024年度決算は減収減益となりました。燃料費調整制度の期ずれ差益の縮小や販売電力量の減少などが大きな要因です」
去年4月から先月までの売上高は1兆5300億円。純利益は過去最高だった前の年を下回り、3年ぶりの減収減益となりました。

今期の業績予想については島根原発2号機の再稼働による収支改善があるものの、販売電力量の競争や市場の燃料価格の低下などで減収減益を見込んでいます。島根原発2号機の再稼働については経営の大きな節目となったと強調しました。
中国電力・中川賢剛 社長
「電力の安定供給に寄与するとともに、燃料価格変動が緩和できることから業績の安定化、財務基盤の強化につながる」
山口県上関町での使用済み核燃料の中間貯蔵施設については立地が可能かどうか調査を進めている段階で、去年11月のボーリング調査の結果を公表する時期など決まっていないと答えるにとどまりました。