約30年続けてきた“コメ農家” 「本当に困る…」

(農家 稲垣巨樹さん)
「(Q:国の農政が揺らいでいるようにも見える。国に言いたいことは?)コメの値段が安定して相場が動くようにしてほしい」
「(Q:小売価格も去年の倍以上)そうですよね、消費者の方も困ってしまう。作って買ってもらえなくなったら本当に困る」

稲垣さんは65ヘクタールある農地の半分で小麦と大豆も作っています。コメとともにこれらも大事な生活の糧…。

(農家 稲垣巨樹さん)「(Q:コメの「増産」は、できない?)国産麦を使ってくれる業者、国産大豆を使ってくれる業者、消費者もいっぱいいるので、(私が栽培する小麦・大豆を)なかなか減らすわけにはいかない」

約30年米作りを続けてきた稲垣さんですが、このままでは国産米が高すぎてどんどん消費者が離れていくのでは?こんなピンチは「初めて」だと顔を曇らせています。