監督として3度の甲子園に出場しこの春で勇退したKBC高等学院の神山昂さんの勇退セレモニーが29日、開かれました。糸満市出身で琉球大学を卒業後の1977年に豊見城高校のコーチとして指導者の道を歩み始めた神山さん。
沖縄水産高校で栽弘義監督とタッグを組み、黄金時代を築くと1994年には那覇商業の監督として春夏甲子園に出場。定年退職後にはKBC高等学院の初代監督に就任し、現オリックス・バファローズの宜保翔らを指導しました。
29日、那覇市で開かれた勇退セレモニーには教え子や関係者が集まり沖縄の高校野球の発展に尽力してきた50年を振り返りました。
▼神山昂さん
「(高校野球は)人生の中で一生のスタートラインみたいなところ。とにかく本気でぶつからない限りどうしようもないですからね。うちのかみさんは早くやめてほしいと。やめて旅行したいとか、他のことやりたいと言うんですけど、まぁそこは食い違うので」
――野球漬けの毎日は続きそう?
▼神山昂さん
「そうですね、少し時間はあきますけどね」
高校での指導は一段落となりますが今後は小中学生の指導にあたるなどして野球に携わっていきたいと話していました。