鉄道旅の魅力は何といっても「非日常体験の連続」だ。
GWのこの時期は、これに新緑も加わり車窓からの眺めがひときわまぶしい。
とはいえ、物価高の今、なるべく予算はおさえたい。なおかつ日帰りで、気軽に出かけたい。
鉄道好きを公言する記者が、思い立ったらすぐに行ける、低予算で満喫できる鉄道旅をプランした。
3つのポイント 都会から田舎に 日帰りで オトクに

26日から始まったゴールデンウイーク。鉄道旅をプランしたのは、RKB毎日放送の若松康志記者(25)。普段は主に、事件や事故の取材を担当している。
これまでに青春18切符を活用し日本縦断の旅をするほど鉄道が大好き。
北部九州には魅力的な列車が多く、都心から観光地に向かう観光列車やほかのエリアではあまり見られない奇抜でカラフルな列車が走っている。
今回の旅プランを考えるにあたり、重視したポイントは3点。
1点目は「都会から田舎に」。都会の喧騒から逃れ、非日常的な光景を見て癒されてほしい。
2点目は「日帰りで簡単に行けること」。今年のゴールデンウイークは休みが飛び石になっているためだ。
そして物価高の今「オトク」に旅をしてほしい。これが3点目である。
以上の3点を踏まえ今回紹介したいのは、福岡県の直方市や田川市、行橋市などを走る「平成筑豊鉄道」だ。

「平成筑豊鉄道」は、第三セクターの鉄道で、かつて石炭産業で栄えた筑豊地方の線路を受け継ぎ、1989年に誕生した。