おみやげの定番菓子『千寿せんべい』をコンビ二で販売!
春の観光シーズン真っただ中の京都。1年で5000万人以上が訪れます。
(インドから)「竹林を見にきたよ。日本はとてもよくて美しい国だね」
(日本人観光客)「(Q人は多い?)増えていますね。お祭りのようにこうやってじゃないと歩けないくらいですね」
京都の経済は観光で潤っているように見えます。ただ逆に、「観光客に依存しすぎる」という経営に危機感を抱き、さまざまな理由から新たな動きを模索する企業が出始めているんです。
「千寿せんべい」で知られる和菓子店「鼓月」。直営店や百貨店での販売に限っていましたが、4年前から新たな販路を開拓しています。それは…
関西各地のコンビニでの「千寿せんべい」の販売。おみやげ用の箱売りではなくバラ売りにしているのが特徴です。
(地元客)「専門店は入りづらい印象がある。身近に置いてくれると手が出やすい」
コンビニでは普段づかいのお菓子として手に取ってもらうことを目指しています。今後、スーパーなどにも販路を広げようと計画していますが、こうした変化の理由を聞いてみるとー。
(鼓月・広報担当 鳥飼優介さん)「コロナ禍でインバウンド需要が激減して打撃を受けたことを考えると、日常生活に溶け込んだ商品という意識をもつのはひとつの大事なポイントだと思います」