北アルプスの大天井岳で、28日、東京都の40代の男性が滑落し、警察などが天候の回復を待って救助に向かうことにしています。

遭難したのは東京都大田区に住む48歳の会社役員の男性です。

大町警察署によりますと、男性は、27日、2人で上高地から入山した後、蝶ヶ岳などを経由して山小屋に宿泊し、28日は常念岳から大天井岳の山頂近くを縦走していました。

28日正午過ぎ、同行していた男性から「男性が滑落して姿が見えない」と警察に救助の要請がありましたが、男性が滑落した標高およそ2800メートル付近は雪が降っていて視界が悪く、現場に近づくことはできませんでした。

警察では天候の回復を待って、ヘリコプターなどで救助に向かう予定です。