佐久市内の小学校と中学校の卒業アルバムに掲載されたおよそ700人分の名前や写真などの情報が漏洩した可能性があることが分かった問題で、28日、立科町の小学校の卒業アルバムでも同様の漏洩があったおそれがあることが分かりました。

立科町の教育委員会によりますと、流出したおそれがあるのは、立科小学校を2024年3月に卒業した児童を対象に作られた2023年度の卒業アルバムの情報で、児童44人と教職員の名前と写真が掲載されていました。

アルバムの印刷を行った宮城県仙台市の斎藤コロタイプ印刷が、ランサムウェアによる攻撃を受けたことによるもので、情報が流出したかどうかは特定できなかったものの、サーバ上の個人情報を第三者が閲覧した可能性は否定できないとしています。

立科町教育委員会では、「関係する皆様には多大なるご心配とご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます」とコメントするとともに、対象の卒業生の保護者に個別に事情を説明するとしています。

齋藤コロタイプ印刷のサイバー攻撃を巡っては、25日に、佐久市で6つの小中学校の卒業アルバムのおよそ700人分の情報が流出した可能性があることが明らかになった他、東京都の足立区や練馬区、千葉市や大阪市などの卒業アルバムでも情報漏洩のおそれが発覚しています。