今年で33回忌を迎える被爆者・渡辺千恵子さんの半生を表現した組曲「平和の旅へ」がことしで創作40年になるのにあたり、26日供養演奏が行われました。

被爆者の故・渡辺千恵子さんは、原爆で下半身不随になりながらも、車いす姿で世界に核兵器廃絶を訴えました。渡辺さんの半生を、語りと歌で表現した組曲「平和の旅へ」は、ことしで作られてから40年となることから、26日渡辺さんの菩提寺である長崎市の延命寺で供養演奏が行われました。

千恵子さんの甥 渡辺宣博さん
「『平和の旅へ』合唱団のみなさんが一生懸命歌っていることがうれしい。これがずっと続いてほしいなと言ってました。」

集まった人たちは、ありし日の渡辺さんに思いを馳せるとともに、核兵器廃絶への誓いを新たにしていました。