万博に合わせて来日中のデンマーク国王が平和公園を訪れ、原爆慰霊碑に献花しました。

平和公園を訪れたのは、デンマークのフレデリック10世国王です。

国王は原爆慰霊碑に献花した後、黙とうを捧げると、広島市の松井市長の説明に耳を傾けていました。

フレデリック国王は大阪で開かれている万博に合わせて来日中で、デンマーク大使館によると国王自ら希望し、広島を訪れたということです。

国王の来日は去年の即位後初めてで、広島訪問は1987年に皇太子として原爆資料館などを訪れて以来、2度目となります。

原爆資料館を視察したあと、芳名録には「このような悲劇が繰り返されることがないよう人類の英知が働くことを願い、望み、信じます」と記帳しました。

フレデリック国王は広島訪問で予定していた来日行事を終え、その後帰国するということです。