岡山県の伊原木知事は県南部で発生した山林火災の現地調査について、来月(5月)2日をめどに完了させる考えを明らかにしました。調査完了後は、山林の復旧や土砂災害への対策を急ぐ方針です。
伊原木知事がきょう(25日)の定例会見で明らかにしたものです。岡山県は、先月(3月)発生した山林火災を受け、今月(4月)17日から岡山市と合同で山林の被害状況を確認する現地調査を行っています。この調査について、県は来月(5月)2日をめどに完了させるということです。
一方、市はため池や市道といった山林以外の部分についても被害状況を調べていて、来月(5月)中に調査を完了させるとしています。

岡山県は調査結果をもとに今後、山林の復旧に取り組むほか、梅雨や台風に備えて土砂災害を防ぐために応急対策を検討することにしています。また、県は燃えにくい木の植林などを盛り込んだ「復旧計画」を今年度中に策定し、国に提出する方針です。