宮城県の実習船「宮城丸」でマグロはえ縄漁などを行います。県水産高校の生徒ら25日、石巻市を出港し、60日間の航海実習をスタートさせました。

航海実習に臨むのは、石巻市の県水産高校と気仙沼向洋高校の生徒22人です。石巻漁港で行なわれた出港式では、実習生の代表が決意を述べました。

実習生代表 櫻井康晴さん(3年):
「長期間、今までとまったく違う生活の中で不安や緊張がありますが、たくさんのことを学習し成長して帰ってきますので楽しみにして待っていてください」

実習生:
「2カ月船に乗るので今は不安でしかない。船に酔うし、親や友人に会えないので」

実習生:
「女子ひとりで不安だが何とか頑張りたい。将来は船の上で働きたいので、航海はどのような生活になるか知りたい」

式の後、宮城丸に乗り込んだ実習生たちは、家族や友人に見送られながら、60日間に及ぶ航海実習をスタートさせました。

来月4日から、ハワイ南西海域でマグロはえ縄漁に挑戦する予定で、石巻には6月20日に戻り、漁で獲ったマグロを水揚げします。