阿久根市沖 海中の機体 ついにその全体像を確認

阿久根市沖に沈む機体は去年10月の時点では一部が砂の間から見えているだけでした。
地元では、戦後くず鉄として売却するために一部が引き揚げられたという話もあります。

いったいどれだけ残っているのでしょうか。

RKB 今林隆史 記者
「80年間、海の底に沈んでいた機体。操縦席の形はしっかりと保たれています。そして一部砂に埋もれていますが、翼も残されています」

操縦席には計器などが見えます。

翼には2丁の機銃がついていました。
木村准教授は砂に埋もれている部分も含めて翼が左右それぞれ5メートルあまり残っていることを確認しました。
操縦席付近は海藻などに覆われていましたが、翼に生物は付着していませんでした。

東海大学 木村淳 准教授
「翼は海生付着物がそれほどない。これはどういう状況かというと海底面下に埋まったりとか、あるいは露頭したりということを繰り返す、あるいは常時埋没している時間の方が長い」