福島第一原発2号機で取り出された燃料デブリは、重さがおよそ0.2グラムと、前回よりも0.5グラム軽いことが分かりました。
東京電力は、23日、福島第一原発2号機で燃料デブリの2回目の試験的な取り出しを完了しました。1号機から3号機には、およそ880トンのデブリがあるとみられていて、取り出しは廃炉に向けた最重要課題とされています。
今回取り出したデブリの重さについて、東京電力は24日、前回よりも0.5グラム軽いおよそ0.2グラムだったと発表しました。また、水素濃度は、検出限界値未満で、原発敷地外へ輸送する安全性の基準を満たしたことが確認されたということです。
東電は今後、デブリを前回と同じ茨城県の施設に運び、1年から1年半かけて性質などの分析を進めることにしています。
※画像は東京電力HD提供