洞窟に現れる天の川…
ほとんどが乾燥地帯であるオーストラリアにおいて、雨が多く水が豊富な「ゴンドワナ雨林」は奇跡の森です。川が何本も流れていて滝がいくつもあるのですが、今回の取材では、その一つの滝に流れ落ちる洞窟では不思議な自然現象を撮影することができました。
夜になると洞窟の天井には星空が現れるのです。まるで天の川のような美しい景色なのですが、光っている星の正体は、ヒカリキノコバエという虫の幼虫なのです。幼虫は光で他の虫をおびき寄せ捕まえ食べるのです。

太古の森の光と影
ゴンドワナ雨林にはユニークな行動をするアオアズマヤドリという野鳥が生息していますが、そのオスは、アオアズマヤドリという名前通りの生態を持っています。名前の一部である「アズマヤ」どおりに巣とは別に求愛の舞台である東屋のようなもの木の枝で作るのです。さらに「アオ」どおりに自然界にある青いもの集めてきて、東屋にメスが来ると青い物を咥えて求愛のアピールをします。
しかし、今回の撮影では東屋の近くには青いペットボトルの蓋など人工物ばかりが置かれていました。学者の見解では、かつては自然界にある青い物を集めていたが人間が森に入るようになってからは青色が目立つ人工物に惹かれるようになっていったといいます。どう世界遺産の森を守っていくのか?考えさせられる瞬間でした。















