ふるさと納税の返礼品について長野県は産地に関する調査結果を公表し、6つの市町村で、近隣の自治体で生産された農産物が混在していた可能性があると明らかにしました。

県は須坂市の産地偽装問題を受けて、県内のすべての市町村に自主点検を依頼したもので、調査は3月から4月にかけて行われました。

その結果、長野市、上田市、小諸市、南木曽町、小布施町、高山村の6つの市町村で、総務省への申請内容と実態が異なっていたことがわかりました。

それぞれの市町村のみで生産されたものとして申請していたものの、近隣の市町村の農産物が混在する可能性があったということです。

原因の一つがもともと集荷場に複数の市町村から農産物が持ち込まれるため。

さらに…

県の担当者は:「当該市町村にいる農家が隣の市にも畑があり、そこで収穫したものも入ってしまった可能性があるため」

なお、県外で生産された農産物の混在はありませんでした。

6つの市町村では、返礼品の募集を停止し、総務省への報告など必要な対応を取ったということです。

また、県はすべての市町村に再発防止を要請しました。