高騰が続いている小麦粉。
供給を不安視する声も上がる中、その代替素材として再注目されているのが「米粉」です。
齊尾和之 記者
「こちらの麺、パンそしてケーキ、さらには、たこ焼きにまですべて米粉が使われているんです」

鳥取商工会議所では2022年度、生産者・小売業者などと連携して米粉の普及推進に取り組んでいて、新商品の開発を進めています。
鳥取商工会議所 6次産業開発特別委員会 森下哲也 委員長
「輸入小麦が減るというときになってから慌てて米粉を利用するのではなくて、小麦粉とは違う、おいしい、米粉を使った食品を作ると」

関係者によりますと、輸入小麦の価格は1年前と比べると、およそ1.5倍に値上がりしていて、来年1月には更なる値上がりが見込まれているとのこと。
値段的には依然として米粉の方が割高なものの、米食文化の新たな形にもつなげたい考えです。
こちらの麺には、いったん米を水に浸してから粉にした「湿式米粉」が使われています。

試食した人
「コシはあります。食べやすい」
「米粉を使っているとは思えないほどの、つながりの良さは良かったと思います」
こちらのたこ焼きには白ねぎや、ねばりっこなどの鳥取県産品も使われています。

試食した人
「グルテンなども入っていないということで、これはすごく良いなと思いました。グルテンフリーでもしっかり戦っていけるんじゃないかなと感じました」
会では米粉とねばりっこを使った麺の開発も行っていて、地元発の米粉グルメをPRできる商品に仕上げたいとしています。