熊本の様々な話題やスポットに焦点を当てる「センニュウ」

今回は、3月にオープンしたばかりのアウトドアショップとキャンプ場に潜入!
これからのレジャーシーズン、初心者も楽しめて、防災にも役立つアウトドアの知識とおすすめグッズを紹介します!

3月、城南町にオープンした「城南天然温泉かたるの森」緑豊かなキャンプ場に温泉を併設した話題の複合施設です。

立ち寄り湯での利用も可能で、源泉かけ流しの天然温泉やサウナを楽しむことができます。

敷地内には、熊本市の健軍にあったうどん店「伍乃四〇」が古民家を改装して作った食事処や

菊池にあった人気アウトドアショップ「WOODS」が移転して入っています。
アパレルから本格的なアウトドアアイテムまで、幅広い品揃えで支持されるこちらのお店。店長の荒木さんに、防災に役立つアウトドアのノウハウを聞きました。

WOOD 荒木裕治店長「アウトドアグッズには防災にも役立つものがたくさんある」
早速、キャンプ場で実践してもらうことに

緑に囲まれた全面芝生の場内には、ペット連れに嬉しいドッグランサイトや、最新設備を備えた快適な炊事棟もあり、初心者でも安心して楽しむことができます。
WOOD 荒木裕治店長「まずはテントからたてていきましょう!」
雨風をしのぎ、プライベートの「場」を確保するのがテント。設営は難しいイメージがありますが、最近のものは初心者にも簡単で、わかりやすい工夫が施されています。

WOOD 荒木裕治店長「次はテントをペグで固定していきます。ペグを打つ時は、テントの同じ向きに立ててしまうと風で引っ張られて抜けてしまうので、テントの反対方向に傾けて打ちます」

ペグが打てない場所では、重石などを使って固定することもできるのだそう。しっかり固定できたら外側が完成。居住空間になる内側のテントも簡単に取り付けられ、女性でも楽に設営できます。

WOOD 荒木裕治店長「さらにここに非常用の寝袋があれば、より安心して過ごせると思います」
コンパクトで防災バッグの中にも入れておける非常用の寝袋!

WOOD 荒木裕治店長「内側がアルミになっているので、自分の体温がしっかり跳ね返ってくるような構造になっています。非常用に持ち出せるということを考えるとベストな選択かなと」
居場所ができたら、次に必要なのは「水」の確保。防水の「ドライバッグ」は、防災バッグとしても使うことができ、非常時にはバケツにもなります。

WOOD 荒木裕治店長「このバケツに雨水をためたりして水を確保することもできます」
WOOD 荒木裕治店長「そしてこちらが水を濾過する商品です」

水の中の有害な細菌や微生物を除去して飲み水に変える浄水器も、役立つアイテムの一つ!

WOOD 荒木裕治店長「この接続部分はペットボトルの口にも合うように設計されています。逆さまにして押すと濾過された水が出てきます。備蓄しておける水の量にも限りがあると思うので、こういうのがひとつあると、より安心かと思います」
WOOD 荒木裕治店長「他に、人の生活に欠かせないものといえば何があると思いますか?」

WOOD 荒木裕治店長「こちらになります」 ――これだけ? 「これだけです」
WOOD 荒木裕治店長「この中にアルコールのストーブが入っています」

最後のキーワードは「火」。アルコール燃料を入れたストーブに着火して、先ほど濾過した水を沸かすことができます。お湯を沸かしたり、調理したり、暖をとったり…いざという時に火は大きな助けになります。
でも、燃料がない場合は・・・?

WOOD 荒木裕治店長「実際にこういう落ちている小枝などが燃料として使えますので、アウトドアの魅力は自然にあるものも使えるということ。備蓄することも大事ですが、その場で調達して使えるというのもアウトドアの魅力のひとつかなと思います」

WOOD 荒木裕治店長「そしてこちらが火起こしのアイテムになります。」
荒木さんは、実際にアウトドアの経験に助けられたこともあるそうです。
WOOD 荒木裕治店長「熊本地震の時もアウトドア用品は活躍して、それまではアウトドアに対する家族の反応も良くなかったが、あると便利だなと、大活躍しました」
いざという時、アウトドアのスキルと知識があなたを救います。

WOOD 荒木裕治店長「まずはアウトドアを楽しむところから始めていただければと思います。楽しくてはまる人が多いので、やったことがない人もぜひチャレンジしてください」