2日に過去最高値を更新したガソリン価格、トランプ関税の影響でついに値下がりに転じました。また、政府は物価高対策としてガソリン価格を10円引き下げる方針で、来月29日から店頭価格に反映される見込みです。
記者
「富山市内のガソリンスタンドです。こちらではきょうから値下げに転じ、レギュラーガソリンは191円となっています」

富山市中島にある北日本物産給油所。こちらでは今月に入ってから22日までレギュラーガソリン1リットルあたり195円でしたが、トランプ関税の影響で原油価格が暴落し、23日は4円値下げした191円で販売していました。

利用者「1円でも違うわ気分が」
利用者「昔のこと考えたら全然まだ高いので。もっともっと安くなってくれれば良いかなって思いますね」
石油情報センターによりますと、富山県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は、21日時点で1リットルあたり187円でした。前の週と比べ2.4円の値下がりです。
価格は2週続けて横ばいでしたが、7週ぶりの値下げとなりました。
自民党 坂本哲志国対委員長
「ガソリンの引き下げ、5月中に10円をお願いしたい。最高時と比べると、定額の10円というのは相当な引き下げになるのではないか」
政府は、物価高対策として来月22日から段階的に1リットルあたり10円の引き下げを決めました。

北日本物産給油所 吉田秀也所長
「上がるより下がったほうが絶対良いんでそこは期待したい。お店としては下がった分だけ下がるんで利益とかは変わらないんですけども、すこしでもお客様の下がってよかったっていう笑顔が見られれば嬉しい」
石油情報センターによりますと、来週28日からは相互関税の影響で原油価格は値下がり傾向となり、来月29日からは政府の物価高対策が店頭価格に反映される見込みです。
