海や川で作業する人たちを対象とした水難訓練が、宮城県利府町で行われ、参加者が水に安全に浮かぶための方法を学びました。

訓練には約70人が参加し、作業服に救命胴衣を身に着けた状態でプールに飛び込んでいきました。参加者は、仰向けに浮かぶ方法やグループで身を寄せ合いながら救助を待つ方法などを学びました。

また、安全フックを付けたまま転落したことを想定し、水の中でフックを外す作業も体験しました。

参加者:
「浮くとは言っているが、なかなかずっと浮いているのも辛く大変」
「いざもし本当に転落したら、もっとパニックになってしまうところもあるので、またこのような機会を設けてもらい慣れていきたい」

訓練は、東北電力のグループ企業で、河川や海の水質調査などを行っている「東北緑化環境保全」が初めて企画しました。参加者は、万が一に備えた対応を学ぶと共に労働災害を防ぐ意識を高めていました。