朝食は「ヨーグルト」に始まり「ヨーグルト」に終わる!?

今の時期は新生活や日々の寒暖差で免疫力が下がりやすくなっているので、身体を中から整えることも重要です。
免疫力アップのために、朝食に食べたいのが「ヨーグルト」。
工藤医師によると「食前・食後の二段構え」で食べるのがオススメです。
実はビフィズス菌・乳酸菌は胃酸に弱いので、胃酸が多く出る空腹時には腸まで届きづらいという特徴があります。
【食前】ヨーグルトを最初に3口ほど食べることでタンパク質・乳酸菌が血糖値の急上昇を抑えてくれる
【食後】食事の最後に残りのヨーグルトを食べることによってビフィズス菌や乳酸菌が腸内環境を整えて免疫力をアップしてくれる
日本内科学会認定医 工藤あき氏:
ヨーグルトは食前に食べるメリットも食後に食べるメリットもありますので、いいとこどりのような感じになりますね。
ヨーグルトはタンパク質ですので、食前に食べるとその後の糖質の吸収を抑えてくれるのと、乳酸が食べ物の消化のスピードを遅くしてくれるので、血糖値が急激に上がるのを防いでくれる効果があります。
食後に食べるメリットは、やはり腸活食材ですので、含まれる乳酸菌やビフィズス菌が腸まで届いて腸活になる。そしてそれが免疫力を上げる効果に繋がります。
“朝”の牛乳で良質な睡眠に

また、朝にオススメの飲み物は「牛乳」。
牛乳には必須アミノ酸であるトリプトファンが含まれます。
このトリプトファンを原料に、日中は“幸せホルモン”の「セロトニン」に変化。そして寝る前になると“睡眠ホルモン”である「メラトニン」に変化していきます。
日本内科学会認定医 工藤あき氏:
朝牛乳を飲むと、夜寝る頃にトリプトファンからメラトニンに変化してくれるので、必要な時間にきちんと材料がある状態に持っていくためには朝に飲むのがオススメです。
トリプトファンは牛乳以外にもタンパク質に含まれますので、お肉でもとることはできます。
しっかりと睡眠をとってあげると免疫力も上がってきます。
(ひるおび 2025年4月22日放送より)
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<プロフィール>
工藤あき医師
日本内科学会認定医 愛称は「むき卵ドクター」
美容や食生活に関する書籍多数 2児の母