福島第一原発で行われている燃料デブリの2回目の取り出しについて、東京電力は23日午前、すべての作業を完了しました。

福島第一原発の2号機では、4月15日から、2回目となる燃料デブリの試験的な取り出しが行われていました。今回は、前回よりも1~2メートルほど格納容器の中心に近い場所から、推定7ミリ以下の大きさのデブリが取り出されました。その後、デブリの放射線量が回収可能か判断する基準値を下回っていることを確認し、22日に運搬用の箱に収容しました。

東京電力は、23日午前10時すぎ、この箱を専用のコンテナに移す作業を終え、これで2回目の取り出し作業がすべて完了しました。取り出されたデブリは重さなどを測定したあと、茨城県の施設に運ばれ、分析が行われる予定です。

※画像は東京電力HD提供