「上司との会話はAIが…」
都内の大手企業に勤める20代の男性は、出世は望まず、残業も基本的にしないといいます。

“静かな退職”をする大手企業勤務(20代)
「(午後)5時半くらいでもう退勤。いつも通り、特に得るものもないって感じ」
今の会社に入って3年ほど。社内のIT関連業務を担当しています。

“静かな退職”をする大手企業勤務(20代)
「いわゆる“指示待ち”をして、指示されたことはやる」
「(Q.モチベーションは100%で言うと)業務に対する熱量みたいなことですか?ゼロですね」
やる気がなくなっていったきっかけは…
“静かな退職”をする大手企業勤務(20代)
「スキルが身につかないような社内の業務が実態として振られたものだった。単純作業に近しいようなものばかりで、将来に繋がらないなという不満があった」
さらに、上司から告げられた言葉が引き金に。
“静かな退職”をする大手企業勤務(20代)
「『異動も当面はできないし、業務を変えてあげることもできない』。『昇給も基本的にはないものと考えてほしい』という風なことを言われて、だったら何も頑張らなくていいなと思って」
「静かな退職」をすると決めてからは、働き方も変わりました。

“静かな退職”をする大手企業勤務(20代)
「上長と会話する時は、面倒くさいので会話をAIに突っ込んで、僕喋ってない」
上司に提出する文書の作成をAIに任せるように。
“静かな退職”をする大手企業勤務(20代)
「向こう(上司)はAIに対して色々喋ってて、頑張るなと思って見ています」