一方、さらなるハードルが

史上初の体外受精児ルイーズ・ブラウンさんは現在47歳。二児のママとして元気に過ごしています。

2010年、ロバート・G・エドワーズ博士は、体外受精の技術を開発したことで、ノーベル生理学・医学賞を受賞しました。

その一方、こうした「通常の体外受精」と異なり、他人から卵子・精子を提供される場合や、いわば「お腹だけ借りる」代理母出産など、より複雑な事例も出てきました。

日本では生殖補助医療に関する法整備が進んでいるとはいえず、これらの問題、精子・卵子提供者の情報を開示すべきかなど、当事者をめぐる問題も新たな課題として残されています。