来月プレーオフを控えたバスケットボールB2リーグ・鹿児島レブナイズは、きのう21日のレギュラーシーズン最終戦、延長戦の末の勝利となりました。

21日、神戸とのシーズン最終戦に臨んだレブナイズ。前半、次々とシュートを決めます。第2Qには、森田の3Pシュート。前半を終えて46対37とリードします。

しかし後半、正確な3Pシュートから大量失点を許すと、第4クォーターを終わっても同点。試合は延長戦に。

ここで魅せたのが藤本でした。ゴール下に走りこんで得点を奪うと、上良との連携プレーも見せてリードを奪い、レブナイズが95対89で勝利しました。

レギュラーシーズンを勝利で締めくくったレブナイズ。今シーズンを振り返ります。

B2昇格。あの歓喜から1年。6人が新加入した去年10月の開幕節。初戦から流れるような連携プレーを披露。開幕節を連勝で飾りました。

第2節では、昨シーズン1度も勝てなかった福井に連勝。開幕から4連勝し、一時、西地区首位に。

(フェルナンド・カレロ・ヒルHC)「きょうは特別な日。ついに(強豪の)福井を倒した」

西地区2位で迎えた年明け。愛媛と対戦し、100点ゲームで今年のスタートをきりました。

勢いに乗る中、Bリーグオールスターゲームのダンクコンテストでは、エースのゲインズ・ジュニアがB2から唯一出場。日本代表・富樫勇樹選手とのコンビネーションも披露し、初優勝を飾りました。

チームはその後、今季最長の8連勝を果たし、首位福岡に勝率で並びました。

しかし…2月、首位福岡との直接対決以降、レブナイズは流れに乗れず6連敗。苦しい時期を過ごしました。

(武藤修平主将)「やっぱり自分たちはB3から上がってきたチャレンジャー」

連敗脱出へキーマンとなったのが、1月からチームに合流したエニスでした。3月の福島戦で加入後最多22得点を決め、チームを牽引。7試合ぶりの勝利をつかみました。

再び歯車が噛み合いだすと、先月23日、今季5回目の100点ゲーム。B2昇格初年度でプレーオフ進出を決めました。

(ブースター)「ぜひ勝って終わりたい」「プレーオフを鹿児島で」

その願いは今月13日に。固いディフェンスで流れを掴むと、最古参の藤田。最後まで運動量を落とさず得点を重ねたレブナイズが勝ち、西地区2位が確定。準々決勝のホーム開催が決まりました。

(フェルナンド・カレロ・ヒルHC)「(プレーオフを)フォンのいる西原商会アリーナで迎えられる。どこと対戦しても立ち向かって、楽しんで戦い抜く」

プレーオフとは、レギュラーシーズンの上位チームが戦う決勝トーナメントです。流れをみてみると、東西のそれぞれ1位から3位までと、それ以外のチームの中から成績上位2チームが進出します。

レブナイズは西地区の2位です。決勝まで勝ち上がった上位2チームが、B1に昇格できる仕組みです。ただ、リーグ再編のため、成績で昇格が決まる今の仕組みは、今回が最後となります。

レブナイズの初戦は5月3日、ホームで東地区の信州と対戦します。勝ち抜いて決勝まで進めば、B1昇格の権利を手にできます。