広島県の災害復旧工事をめぐり職員から公文書偽造を訴える公益通報があったのに、十分な調査が行われなかった問題です。湯崎知事は22日、「事実とすれば県行政への信頼を揺るがすもので、大変遺憾だ」と述べました。

湯崎英彦知事
「仮に今回の内容が事実とすれば、やはり県民の皆様の県行政への信頼を揺るがすようなものだと思いますので、これは大変遺憾なことだというふうに感じています」

この問題は、2021年度に呉市安浦町で行われた災害復旧工事をめぐり、公文書偽造を訴えた職員からの公益通報に対し、県が十分な調査をしないまま「事実を特定できなかった」と結論づけていたものです。

県は17日、改めて再調査を行うと発表していました。

湯崎英彦知事
「我々は、この事案をもう一回みて、まさに再調査をしなければいけないというような状況だというふうには認識をしていて、それについては、やはり重く受け止めているところです」

再調査にあたっては、第三者を入れて調査を行うかどうかを含め、対応を考えていきたいとしています。