高松市は、市内の中小企業を対象に従業員の持続的な賃金引き上げを支援しようと、奨励金を交付することを明らかにしました。

(大西秀人高松市長)
「賃金は上がるけれども物価も上がるということで、それに間に合わないということで、公的な支援も必要なのではないか」

大西市長がきょう(22日)の会見で発表したもので、賃上げに対する奨励金交付は高松市では初めてです。市内に本社や事務所がある中小企業が対象で、正規雇用は1.5%以上の基本給引き上げで1人あたり3万円、2.5%以上で5万円を交付します。

非正規雇用も時給などの引き上げ率に応じて1人あたり3万円~5万円を交付するということです。

上限は1社あたり10人分、最大50万円です。国の臨時交付金を活用し2億5000万円分を確保していて、労働力不足や物価高騰に苦しむ中小企業を支援したいとしています。

年内に賃上げを実施することなど、交付には条件があります。申請には事前の登録が必要で来月15日から先着順で受け付けるということです。