被災した人たちに車を無償で貸し出す活動を支援しようと廃車となる予定だった宮城県大衡村の公用車5台が、カーシェアリング協会に贈られました。

宮城県大衡村の役場で行われた贈呈式では、小川ひろみ村長が、石巻市の日本カーシェアリング協会の代表に目録を贈りました。

寄付する公用車は、安全協会のパトロールカーや給食センターの配送トラックなど5台で、車検が切れるなどして廃車となる予定でした。

石巻市の日本カーシェアリング協会は、能登半島地震で被災した人たちに車を無償で貸し出す事業を行っていて、大衡村は、被災地支援のため寄付を申し出ました。

日本カーシェアリング協会 吉澤武彦代表:
「活用が難しい車はパーツや資源に代えたりしながら車を金に換えて支援活動に充てさせてもらう。活動にとっても非常に大きな支えになる」

公用車は、5台合わせて約20万円でリサイクル業者に引き取られました。カーシェアリング協会は、保有する車両約600台の維持費に充てるということです。