赤字が続くJR陸羽東線について、沿線の住民らでつくる協議会が設立され、今後、利用客を増やすためのイベントなどを企画していくことになりました。

設立されたのは、「陸羽東線地域活動協議会」で宮城県大崎市内の住民グループ、観光団体など合わせて10の団体で組織されています。

21日の初会合では、沿線の地域が持つ魅力を全国に発信すると共にイベントを企画するなどして、利用客を増やしていく方針を確認しました。

大崎市陸羽東線地域活動協議会会長 伊藤康志大崎市長:
「まずは陸羽東線に乗ってみる。陸羽東線を通して、いろいろ参加してもらるきっかけづくりを大いにつくっていきたい」

JR東日本によりますと、2023年度、陸羽東線の古川-鳴子温泉間では、約11億5000万円の赤字で1日あたりの利用客は、770人の目標に対し、726人に留まっています。

協議会は、2025年度1日あたりの利用客1000人の達成を目指し、活動していくということです。