文化庁の調査によると、16歳以上を対象とした1か月に読む本の冊数の調査では、「読まない」と回答した人が6割を超え、「読書量が減った」と回答した人も約7割に上ります。

読書量が減った原因として、4割の人が、やはり「携帯電話やスマートフォンで時間をとられる」と回答しました。

公益社団法人全国学校図書館協議会 磯部延之 調査部長
「読書をすることで自分の言葉が増えれば考える力も深まっていくわけです。そのためにはやはり子どもたちに任せきりにするのではなくて、まず周りの大人が読んで楽しかったという経験を増やしてその楽しさを子どもたちに伝えてほしいな。そのことによって子どもたちの読書は一層進んでいくんじゃないかという風に期待します」

読みやすい絵本や児童書を入口にして、子どもたちがさらに深い本の魅力を体験できるように。
大人の私たちもガイド役となれるよう、時にはじっくり本と向き合う時間を作りたいものです。