熊本県上天草市の白嶽(しらたけ)で、色とりどりのミツバツツジが可憐な花を咲かせています。

上天草市姫戸町(ひめどまち)にある白嶽周辺では、1万本以上のミツバツツジが自生していて、直径3センチメートルほどの赤やピンクの花が風に揺られています。

その中でも、環境省や熊本県が絶滅危惧種に指定している「アマクサミツバツツジ」は100本から200本ほどで、他のツツジに比べて薄い紫の花を咲かせます。

天草地域の一部に自生し、日当たりの良い岩場などで見られるアマクサミツバツツジは、1本の枝から多くの花を咲かせるツツジとは違って、1本から1つを咲かせます。

例年より開花が1週間ほど遅かったものの、白嶽のツツジはこれから見頃を迎え、今月いっぱいは色とりどりのツツジを楽しむことができそうです。