この週末は陽気に包まれて、青森県内ではサクラの開花が各地で一気に進みました。春爛漫の景色のなかで、馬に乗って的を射貫く「流鏑馬」や桜並木を駆ける「マラソン大会」が行われました。
色とりどりの伝統衣装に身を包んだ女性騎手が、巧みに操る馬に乗って的を射貫いていきます。
十和田市で開催された「桜流鏑馬」です。
女性騎手限定の流鏑馬の大会で、200mのコースに50m間隔で置かれた3つの的を射抜き、その数とタイムで競います。
4つのレベルには、2025年は35人が出場。
このうち初級のクラスに初出場したのが、中学1年生の梶田悠希菜さんです。
愛馬の「衣織(いおり)」くんは、直前の練習で体調が悪くなり、この日はアーモンドくんとともに挑戦しました。
桜流鏑馬に初出場 中学1年生 梶田悠希菜さん
「人馬一体となってできたから、優勝とか関係なく楽しい大会にできた」
会場は、女性騎手の勇壮華麗な姿を写真に収める人などで盛り上がりました。
一方、こちらはランナーたちが桜並木を駆け抜けました。
青森市西部の「野木和公園」を出発し、フル、ハーフ、10kmの3つの距離を「青い海公園」のゴールを目指して走る『あおもり桜マラソン』です。
過去最多5000人を超えるランナーの中で、ひと際注目を集めたのは板柳町出身でオリンピック4大会出場の“レジェンド”福士加代子さん。
沿道から「かよちゃん」と声援を受けると、現役さながらの「加代子スマイル」を振りまきながら、4度目の開催で知名度向上を目指すマラソン大会を盛り上げました。