「説明と謝罪」から選挙戦を始める元職も

3月30日、地元・呉羽地区の公園で激励会を開いた元職の藤井清則氏(63)。

藤井氏は2014年度からの2年間、市政報告会の茶菓子代名目で白紙の領収証に水増しした金額を書き入れ、20万8000円を不正に受け取っていました。

藤井氏
「申し訳ないことをしたと思っておりまして。(不正だという認識は?)二度とはい。こういうことはしないように」

激励会では自らの不正を振り返り、支援者に謝罪しました。

藤井氏
「二度とこういったことで皆さまの期待を裏切るようなことはしないと今心に誓っているところでございます。その節は申し訳ございませんでした」

1期3年半で辞職した藤井氏。地元の理解を十分に得られていないとして街頭活動では不正についての説明と謝罪からスタートする姿がみられました。

藤井氏
「私の場合、市政報告会における茶菓子代の不正使用ということでございます。大変申し訳ないことをしたというふうに今も思っております」

自身が置かれている状況を「逆風」と表現した藤井氏。それでも出馬を決めたのは1期目の当選を支えてくれた地元住民への恩返しと呉羽地域の発展のためだと言います。

迎えた投開票日。藤井氏は1373票で落選、当選ラインの2000票には届きませんでした。

藤井氏
「一言で言えば自分の準備不足だった面。力不足だった面がやっぱり一番ですよね。(政活費不正の影響は)結果を見ますとそういった要因があったんじゃないかなと」