4年越しのリベンジを 有罪判決の元議長の戦い
富山市議に当選した元職の村上和久氏(63)。4年前の雪辱を果たしました。

村上氏
「うれしいです。しかしそれ以上にですね、8期目のベテラン議員としての責任をいかにして果たしていくべきかという責任の方が今重たく感じています」

3月23日、村上氏の事務所開きです。地盤とする旧愛宕校下を中心に支援者ら66人が出席しました。
富山市議会・村上和久元議長
「残念ながら有罪が確定ということで皆さま方に本当に申し訳ない、恥ずかしい思いをさせたと」
村上氏は富山市議会の元議長で、7期26年にわたり主に自民党会派の市議を務めました。
しかし、2019年に政務活動費の不正が発覚。印刷会社の領収証を偽造し、広報誌の印刷代として政務活動費73万円をだまし取った詐欺の罪に問われ懲役1年、執行猶予4年の有罪判決を受けました。
村上氏
「決して承服することはできない」
村上氏は無罪を訴えて控訴。4年前の市議選に出馬し、現職の議員でありながら刑事裁判の被告として異例の選挙戦を展開しました。しかし、結果は落選。当選ラインにわずか120票足りませんでした。
村上氏
「この物語はこれで終わるわけではありません」