
渡邉社長は日本政府の今後の対応を注視するとした上で、現時点で検討している対策を明らかにしました。
東洋シート 渡邉新司 社長
「1つはやはりサプライチェーンの再構築」
渡邉社長の説明はこうです。東洋シートはミシガン州などアメリカ国内に3つの生産拠点があります。その敷地の一部を、他のサプライヤーに対し提供しようというのです。これにより、サプライヤーは工場の新設に伴う設備投資を抑えた形で、関税のかからないアメリカ国内での生産が可能になります。
東洋シート 渡邉新司 社長
「我々の3拠点というのを活用して、そこで協力させていただくことができるとなると新たなチャンスにもつながるという思いです」

そのほか、製造工程の自動化や、デジタル技術を活用した開発から発注・受注までの一元管理など、業務の効率化にこれまで以上に取り組むとしています。
東洋シート 渡邉新司 社長
「今後、車が空を飛ぼうが海の中を走ろうが、必ずシートはなくならないというふうに私は思っています。快適な空間は必要だと思っています。そこに対して我々は新たな価値というのを提案、提供させるというのが使命だと思ってます」