「トランプ関税」をめぐりアメリカと中国で相互関税の応酬が続くなか、アイリスオーヤマはアメリカでの生産体制を強化することを明らかにしました。

生活用品大手のアイリスオーヤマは中国で生産しアメリカに輸出している一部製品を、今後アメリカ国内でも生産する方針を明らかにしました。

アメリカの4つの工場におよそ1300万ドル、日本円でおよそ18億円の設備投資を実施します。

トランプ政権と中国との相互関税の応酬が続いていることからコストの上昇や供給リスクがあるため判断したとしています。

これまでアメリカ国内で作っていなかった医療用マスクは今後、アメリカでも生産するということです。

また、中国工場で生産していたペット用のシーツは原料の調達から生産まですべてアメリカに移します。

さらに、アイリスオーヤマは去年から日本国内で生産した「パックご飯」をアメリカに輸出していますが、今後については対策を検討中としています。