食料品の価格高騰が続く中、学生の生活を支援しようと宮城県柴田町にある仙台大学が100円で定食を提供するサービスを始めました。今後は月2~3回のペースで100円定食を提供します。

21日提供された100円定食。ご飯、みそ汁などにハンバーグか魚フライが選べます。普段は450円のものが100円。400食限定とあって、ランチタイムを前に食堂前には、おなかをすかせた学生の列ができました。

この「100円定食デー」は食料品の値上げが相次ぐ中、学生の経済的な負担を減らそうと、仙台大学が保護者会の支援を受けて初めて実施したものです。値段だけでなく、栄養バランスにも配慮したということで学生たちは次々と買い求め、おいしそうに味わっていました。

学生:
「100円とは思えないクオリティで、すごくおいしい」
学生:
「金銭的にお昼を食べられなくて困っていたので助かる」
仙台大学学生生活部 新野八束部長:
「1人暮らしの学生などは今まで3食食べていたのが2食になるとか、おかずを1品減らすとか聞いているので、学食の食事を月に何回かでも安く提供させてもらって安心して勉強に集中して欲しいということで始めた」

仙台大学は今後、月2~3回の頻度で100定食を提供していくということです。