◇《新生児遺棄事件がなくならない現実…孤立妊婦をどう支援するのか?》

世永聖奈キャスター)
この民間団体が3年前に設置した『赤ちゃんポスト』については、いまも、医療機関と連携していない点などから、行政側は、運用の中止を強く求めています。

堀啓知キャスター)
ただ、取材した18歳の女性のケースのように、思いがけない妊娠で孤立する女性にとっての“拠り所”になっている実態もあります。

世永聖奈キャスター)
予期しない妊娠や出産に思い悩む女性を支援する『こどもSOSほっかいどう』の代表・坂本志麻さんは「困ったときは匿名や非通知でもいいので、支援する病院や団体に連絡してほしい」と呼びかけています。


堀啓知キャスター)
新生児の遺棄事件がなくならない現状のなか、坂本さんが代表を務める団体には、この3年間で全国から3,000件を超える相談が寄せられているとのことです。

妊娠をきっかけに、孤立する女性たちを、単に、個人の問題と片付けるのではなく、小さな命を守るために何ができるのか?社会全体で目を向けるべき課題ではないでしょうか。