小中学校のトイレの洋式化を進めてもらおうと、航空機部品などの開発・製造を行う会社が宮崎市に5000万円を寄付し、紺綬褒章を受章しました。

紺綬褒章を受章したのは、東京に本社を置き、宮崎市で航空機部品などの製造を行う「日機装」です。

「日機装」は、おととし、宮崎市の小中学校のトイレの洋式化に役立ててもらおうと、企業版ふるさと納税制度を活用して市に5000万円を寄付しました。

市は寄付金を活用し、昨年度までに26校の小中学校で191基の洋式トイレを設置したということです。

(日機装 甲斐敏彦会長)
「学校の環境整備は当然必要。私も子供の頃確かに学校のトイレをあまり使わなかったかなと思うが、そのあたりの整備でもし多少なりと役に立てれば」

昨年度、宮崎市の小中学校のトイレの洋式化率は52.6%でしたが、市は2027年度までに洋式化率75%以上を目指すとしています。