岡山浩司さん「はい、そうです。在来線の分しか(通勤手当が)出ないので差額は負担にはなるんですが、時間的なメリットを考えるとすごい楽だと思います」
新幹線の開業で大きく変わった、新大村駅から長崎駅までの通勤。定期代は1か月4万1000円かかりますが、片道の通勤時間はこれまでの45分から15分に短縮されました。
◆「帰宅すると毎日子供と会える」
高良俊輔さん「朝座れなかったりとか、なかなか目に見えないところで体に負担がきてたのかなと。だいぶ朝もゆっくり寝られて帰りも早く帰れて、だいぶ楽になりました」
家族との時間を楽しむ余裕が生まれ、仕事と生活のバランスが良くなったといいます。

高良俊輔さん「(帰宅すると)平日はもう寝てたんで、子どもたちは。結局私も家に帰って夕食とお風呂と寝るだけの生活が平日は続いていたんで、味気なかったんですけど、今はもうそれが毎日会えるんで、非常に楽しみで仕方ないですね。モチベーションも上がって仕事にもいい影響が出ていますね」

新大村駅には課題もあります。空の玄関、長崎空港への最寄り駅でもありますが、駅からは約5キロ離れていて、公共交通機関がありません。そこで大村市と市のタクシー協会は、駅と空港、それに長崎道の大村インターバス停を結ぶ乗り合いタクシーの運行を始めています。
◆「見捨てられたような……」肥前鹿島駅
新幹線開業に合わせて、在来線の運行ダイヤも大きく変わりました。佐賀県の肥前鹿島駅では、特急列車の本数が減り、「佐賀市や博多駅方面に向かうのに不便になった」という声が上がっています。














