50年間も模型に情熱を注ぎ続ける男性が、宮城県石巻市にいます。この男性がこれまでの経験を生かし、2か月かけてあるプラモデル作りに挑戦しました。それは?
■熱中して50年!模型を作り続けるのは、そば屋の店主
石巻市にある「そば処宝栄」。

店主の稲葉秀樹さん(60)です。30代で父親から家業を継ぎました。

稲葉秀樹さん:
「山形みたいに太いのが好きな人もいるし、更科そばみたいに糸のような細いのが好きな人もいるし…」

稲葉さんの作業部屋、趣味はプラモデルです。

稲葉秀樹さん:
「瞬間接着剤が出始めのころに、なんだよ~瞬着(瞬間接着剤)って、瞬間じゃないのかって、ずいぶん文句言ったもんだよ」
石巻模型愛好会に所属する稲葉さん。10歳のときにプラモデルに目覚めて以来、模型制作に没頭してきた、凄腕モデラーなのです。
稲葉秀樹さん:
「やっぱりこれだと思って続けていたわけじゃない、気付いたらいつも自分の横にあった」



稲葉さんは、この日ある挑戦を決意しました。いまの自分の技術を確かめようと3年ぶりに展示会で新作を出すことにしたのです。展示会が開かれるのは2か月後です。
稲葉秀樹さん:
「きのう箱開けてみたら結構めんどくさいよ。完成しないかもよ」