大分県内では初めてとなるシングルモルトウイスキーが竹田市久住町の蒸留所で誕生しました。

竹田市久住町の「久住蒸留所」が手がけた県内初のシングルモルトウイスキー、その名も「久住THE FIRST」。

蒸留所では、ウイスキーづくりに適したやわらかい地下水を使用して仕込み、年間を通して涼しい気候を活かしながら樽で3年熟成。久住の豊かな自然に育まれたウイスキーが誕生しました。

18日は完成を記念した式典が行われ、関係者100人に披露されました。

出席者は県内初のシングルモルトの味や香りをじっくりと確かめました。

(出席者)「おいしい」「フルーツの香りや甘い香りがして、味も大変おいしいです」「すがすがしさや久住の自然を感じました」

「久住THE FIRST」はフルーティな味わいとハーブを想像させるさわやかな香りが特徴で1本・1万5200円です。

23日から1万1000本の出荷がはじまり、4月末には県内外に加えアメリカやフランスなど海外でも販売されます。

(津崎商事久住蒸留所・宇戸田祥自社長)「その場所に合ったウイスキーを作りたいが、どう仕込むかっていう部分が腕の見せ所かなと思っております。香りを楽しんでいただいて、飲んだ後のコクのある重厚なウイスキーの醍醐味を味わっていただければうれしい」

久住蒸留所では今後さらに熟成期間の長いシングルモルトウイスキーも販売していく方針です。