今月(4月)13日に開幕した大阪・関西万博について、修学旅行先として検討している学校に予定を見直してもらおうと、岡山市の教育長に申し入れがありました。
岡山市の三宅泰司教育長に申し入れをしたのは、共産党岡山市議団です。岡山市では今年度、2つの公立中学校で大阪・関西万博への修学旅行が検討されています。これに対し市議団は、今回の万博はメタンガスの発生や休憩場所の不足など、様々な要因から「子どもたちの安全が十分に確保できていない」と主張。修学旅行先を万博に設定しないことや、参加を強制しないことなどを求めました。
(岡山市 三宅泰司教育長)
「学校行事で行くとなると様々な視点があると思う。全て安全をクリアして、説明をきちんとして、保護者の方が安心して、行けるようにしないといけないと思っている」
一部からは反対の声も聞かれる「万博への修学旅行」街の声は…
(大学1年生)「(修学旅行として行くのは)ちょっと嫌かも」
(大学3年生)「メタンガスの事件とかあったよね。それを聞いたらう~んって」(高校3年生)「楽しそうだなとは思います。外国のいろんな食べ物とかも出ているじゃないですか。友達と一緒に食べ歩きもしてみたい」
「人混みの中で待ち時間もあるでしょうし、どうなのかなというのは思いますけど」
「(小学6年生の)お兄ちゃんが行きたいと言っている。」
(記者)
「修学旅行先が万博ですと言われたら?」
「むしろそういう時に行かせてもらえたらいいかなと。友達と行けたら」
賛否両論、様々な意見が聞かれました。連日にぎわいを見せる、「大阪・関西万博」です。多くの人が安心して安全に楽しめる環境づくりが求められています。